当院について About us

ごあいさつ

平成8年から約13年間、新潟県立がんセンターに内科医として勤務しました。進行がんの治療は年々進歩しており、病状が改善する方もおられますが、完治することが難しい場合も少なくありません。その中で「治す」治療だけでなく「より良い時間を過ごし、自分らしく生きていくことを支える」治療も大切であると感じるようになりました。

病院に勤務している間に、何人かの患者さんの訪問診療を経験させていただきました。家にいると「家族と一緒に食事ができる」「寝たいときに寝て、食べたいときに食べられる」「見慣れた眺めと聞き慣れた音の中で暮らせる」など、病院では難しい“日常的なこと”が、当たり前にできることに改めて気づきました。

がんセンターでの経験を活かして、自宅で過ごしたいと願っている進行がんの方々のお役に立ちたいと考えるようになり、2009年7月に在宅療養支援診療所「在宅ケアクリニック川岸町」を開院しました。開院以来、多くの患者さんとそのご家族とのかけがえのない出会いがあり、家で、親しいひとやものたちに囲まれて、自分なりのやりかたで過ごしていただくことの大切さをますます実感しています。

完治の難しい病気になっても、安心して治療を受けながら「自分らしい生き方」ができるように、患者さん・ご家族と対話を丁寧に重ね、納得のいく在宅療養をともに創りあげていきたいと考えています。

院長 塚田 裕子

理 念

1
自宅での生活がよりよいものになるように、からだの症状・精神的な苦痛を緩和します。
2
安心して過ごせるように定期的な訪問診療を行うとともに、緊急の連絡体制・往診体制を確保します。
3
医師・看護師・ケアマネージャー・院外の多職種と連携をとり、チームで患者さんを支援します。

「治癒の難しい病気になった“今の時間”を自分の家で自分らしく過ごしたい」
と望む患者さんと、ご家族の思いを大切にし、病気を抱えながら家で過ごすことの不安が軽減され、家での生活がよりよいものになるよう支援していきます。

院長紹介

院 長 塚田 裕子
(つかだ ひろこ)

昭和63年 新潟大学医学部 卒業

新潟大学医歯学総合病院、佐渡総合病院、両津市民病院(現:佐渡市立両津病院)、大阪府立羽曳野病院(現:大阪はびきの医療センター)、新潟市民病院等で病院医療に従事

平成8年 新潟県立がんセンター内科 勤務
平成21年 在宅ケアクリニック川岸町 開院

日本内科学会認定内科医
日本内科学会総合内科専門医
日本緩和医療学会認定医

診療内容について

1在宅訪問診療が中心です
在宅訪問診療を中心に行っています。クリニックに来院される際は、事前にご予約ください。
2定期的な訪問診療が基本です
定期的な訪問診療が基本となります。はじめての方への電話での対応や、緊急の往診のみの場合はお引き受けしておりません(突然の診察では、病状や治療方針がわからず、患者さんにとって適切な診療を行うことが難しいからです)。
3在宅療養を望まれる方・通院困難な方が対象です
病院を退院後、自宅での療養を望まれる方、病状・家族の負担などの理由により通院が困難ながんの患者さんを主に対象としています。
424時間体制の対応もご安心ください
24時間対応体制で定期的な訪問診療を行っている方には、安心して療養できるように、夜間早朝や休日でも電話での相談や医師の往診など、緊急に対応できる体制をとっております。
5病院からの引き継ぎも丁寧に行います
病院の担当医がおられる方は、紹介状をお持ちいただけるようにお願いします。これまでの経過・治療内容などの情報があると、よりよい診療を提供することができるようになります。

アクセスマップ

■桜木インターから
約3.7km
新潟市役所方面へ進み、昭和大橋を渡ってすぐ左折
■女池インターから
約3.4km
県庁方面へ進み、千歳大橋を渡ってすぐ右折